金買取の査定が行われる時、24金買取と18金買取とでは、明確な価格差があります。この為、同じような製品であっても、純金である24金に比べて、他の金属との合金である18金は、買取価格が低いと言えるでしょう。ただし、これは18金が24金より劣るという意味ではありません。金買取店の査定で、24金買取と18金買取との違いが生じる理由は2つあります。
1つ目は、金製品に含まれる金の比率が24金の方が高い事です。24金買取の場合は、純金の製品として買い取る事になります。一方、18金買取であれば、金製品の内、金が75%含まれているという事を前提の買い取りになるのです。この為、金の実物を買い取る事が目的の金買取では、24金買取の方が18金買取より高いという事になります。
ここで注意すべきなのは、金買取は24金でも18金でも買取を行っている、価値があると考えている事です。確かに24金に比べて18金は買取価格が低いものです。しかし、これが必ずしも金製品としての価値を決めるものではありません。金製品の価値は国によって異なります。
日本ではアクセサリーや装飾品に使われる金は18金が主流となっていますが、ヨーロッパではより金の比率が低い9金が好まれていまし、アメリカでも14金が好まれるものです。このように、金製品の価格だけを見れば、金の比率が多い方が値段が高くなりますが、金製品の価値という面で見ると、必ずしも金の比率が高ければ高いほど価値があるという訳ではありません。