貴金属などの現物の価値は、その芸術的価値を除きますと、そこに含まれている金などの値段になります。このような金買取業者は、金の相場が上がるに連れて多くなり、未だ高値圏にある金相場を反映してか、またかなりの数の業者がいます。さて、金買取価格は、当然ですが金相場に連動しています。それでは、おおもとの金の価格は、どこで決まっているのでしょう。

これは、日本国内でしたら、金の先物価格が指標になっています。しかし、世界的には、ニューヨークの金先物価格が日本や他の国の金価格を決めていると言って良いでしょう。これは、世界中の人がニューヨークでの金相場に参加していて、その取引量も断然多いことがその理由になっています。このニューヨークの金価格は、インターネットで公開されていますので、誰でも見ることができます。

見る時の注意点は、1トロイオンスの米ドル価格が表示されていることです。1トロイオンスは、約31.1gで、日本円に換算する時には、米ドル円の為替レートも必要になります。こうして、はじきだした日本円での金価格は、業者の金買取価格より高いはずです。それは、業者がマージンを抜いているからで、それが業者の利益になるわけです。

マージンがどのくらいかは、業者の発表している買取価格と、先のニューヨークの金相場から計算した価格を比べるとわかります。金買取業者に高値で金を売却するには、ニューヨーク金が上がった時や米ドル円が円安になった時がチャンスです。